お正月が過ぎた仕事始めの頃に、二十四節気「小寒」がやってきます。
小寒とはどういう意味なのか?また2025年はいつからいつまでを指すのか?
年賀状と寒中見舞いの違い、寒中見舞いの書き方、時効の挨拶「小寒の候」、七十二候についてご紹介します。
小寒とは?
小寒とは、寒さが厳しくなる少し手前の、これから本格的な寒さを迎えるという意味です。丁度、冬至から大寒の中間の時期で、新年、最初の二十四節気です。
この小寒から「寒の入り」をし、大寒と合わせた約1か月間のことを「寒中」や「寒の内」と言い、最も厳しい寒さが続く時期となっています。
よく寒い中に行われる水泳を寒中水泳と言いますね。その寒中とはこの時期のことを指しています。その他、寒中見舞いもこの時期です。
2025年小寒はいつからいつまで?
2025年小寒はいつから? | 2025年1月5日(日)から |
2025年小寒はいつまで? | 2025年1月19日(日)まで(大寒の前日まで) |
小寒の太陽黄経 | 285度 |
例年1月5日頃を小寒と言います。
2025年の小寒は2025年1月5日(日)から。「大寒」の前日までを小寒と言います。
太陽黄経が285度の日を言います。
二十四節気「小寒」の次は「大寒」、そして「立春」と続いていきます。
年賀状と寒中見舞いの違い
年賀状は新年に届くように送りますが、届いた友人や親せきなどへ返信する年賀状もありますね。
そうなると年賀状と寒中見舞いの時期が重なってしまいます。この2つの意味の違いについてまとめてみました。
年賀状の返信は、遅くても1月7日の松の内までに行うようになっていますが、それを過ぎてしまうと寒中見舞いになります。
寒中見舞いは小寒と大寒の間に送ります。立春を過ぎてしまうと余寒見舞いになるので注意して下さい。
また、喪中の時期に年賀状をいただいた方への返信は、年賀状で返信するのではなく、寒中見舞いが適切となっています。相手への年頭の挨拶も、寒中見舞いとして贈れば特に問題はありません。
寒中見舞いの書き方
文頭に「寒中見舞い申し上げます」としたため、時候の挨拶や寒さが厳しい時期なので、相手の健康への気遣いを添えましょう。その後は、自由に書いてもOKです。
ほとんどの方は年賀状で出すので寒中見舞いの必要はありません。喪中の方は寒中見舞いにし、年賀はがきは避けるようにしてください。
時候の挨拶:小寒の候
小寒の時期(1月6日頃~1月20日頃)に手紙を出す時は、時候の挨拶を「小寒の候」で始めることができます。
「小寒の候」は、次の二十四節気「大寒」の前日まで使えます。
使用例は「小寒の候」「小寒の折から」「小寒の砌(みぎり)」など。
七十二候
七十二候は、二十四節気よりもさらに細かく分けているので、現在の気候と合うようになっています。
- 芹乃栄(せりすなわちさかう):せりがよく育つ
- 水泉動(しみずあたたかをふくむ):地中で凍った泉が動き始める
- 雉始鳴(きじはじめてなく):オスのキジが鳴き始める
寒いこの時期ですが、自然や動物を見ると、春の鼓動が始まるというのがわかりますね。
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