「スポーツの日」はあまり馴染みがない国民の祝日ですが、元々の「体育の日」という名前だと知っている方も多いと思います。
スポーツの日とは?、2024年はいつ?、運動会はいつから始まったのか?について紹介します。
スポーツの日とは?
「体育の日」は1966年に制定された国民の祝日で、2019年より「スポーツの日」という名前に変更されました。
「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう」ということを趣旨としています。また、体育・スポーツについて理解を深める日でもあります(「国民の祝日に関する法律」より)。
この時期の気候は、爽やかな秋晴れの日が多く、スポーツに最適な時期になっています。
そのため、地域や学校などで、運動会や体育祭など体育に関係した様々な行事が行われています。
日ごろ運動不足の人も、運動会の競技や運動能力テストになどに参加して、汗を流す姿が見られます。
スポーツの日(体育の日)が制定された由来・理由
元々は10月10日が「体育の日」でした。その理由は1964年(昭和39年)10月10日に、東京国立競技場で「東京オリンピック1964(第18回夏季大会)」の開会式が行われ、オリンピックを記念して祝日と制定されたからです。
また、10月10日は、東京で晴れる確率が高い日になっています。台風の時期も去り、爽やかな秋晴れが広がる時期です。
オリンピックの開会式がこの日に決まったのも、この「晴れる確率が高い日」を選んだという理由の一つとも言われています。
「スポーツの日」2024年はいつ?
元々は10月10日でしたが、現在では10月の第2月曜日が「スポーツの日」になっています。
2024年のスポーツの日は、10月14日(月・祝)になっています。
※2年前は「東京オリンピック・パラリンピック2020」の関係で、例外的に7月に移動していました。
運動会はいつから始まったの?
学校の年間スケジュールにもよりますが、10月の体育の日前後に運動会が行われることが多いです。
ではこの時期に行われる運動会はいつから始まったのでしょうか?
日本で最初に行われた運動会は、1874年(明治7年)に海軍兵学寮で行われた「共闘遊戯会」だと言われています。
かけっこ、棒高跳び、目隠しレース、三段飛びなど「走る・投げる・跳ぶ」などの競技的な種目以外に、二人三脚や豚追い競争など、レクレーション的な要素もありました。
これがやがて、全国の学校に運動会として広まっていくことになります。
そのため、今でも日本の運動会では、その時の伝統が受け継がれている競技が残っています。