お正月の飾りつけをする家庭が最近減ってきましたが、年神様が関係しているので、できるだけ飾りつけするようにしましょう。
その年神様が関係する門松、しめ縄(しめ飾り)、鏡餅の意味や飾りつけをする場所、「飾りつけはいつからいつまでにすればよいのか?」
また、「いつ片付けるのか?」についてご紹介します。
門松の意味、飾る場所
門松は、年神様が迷わずに家に入ってこれるようにするための目印、案内役となっています。依り代(よりしろ)。
門松の「松(まつ)」は、年神様を「待つ(まつ)」の意味も入っています。
飾る場所は、家の門の前に飾りましょう。マンションなどで、簡易的なものをドアの横に飾ることもあります。
門松を飾っておく時期を松の内と言います。
しめ縄(しめ飾り)の意味、飾る場所
玄関や神棚、床の間、神棚などにしめ縄やしめ飾りをしましょう。
その意味は、そこが神聖で、年神様にふさわしい場所であることを示しています。結界、魔よけにもなります。
最近は減りましたが、車にもしめ縄の飾りつけしている人も多かったです。
飾る場所は、玄関ドアに飾りましょう。
しめ縄などは、とんど祭り(どんど祭り)の時に燃やします。
鏡餅の意味、飾る場所
鏡餅は年神様の泊まる家となっています。
床の間やリビングには大きなメインとなる鏡餅を飾りましょう。もし無ければ家族が集まる居間に飾ります。
また、神棚や台所(キッチン)、各部屋などにはちいさな鏡餅を置きます。
その後、年神様の魂が宿る鏡餅を、鏡開きの時にお雑煮や焼きもちとして食べることで、その魂を体内に取り込むという意味が込められています。
お正月の飾りつけはいつから?いつまで?
大掃除で家中をお清めした後は、年神様をお迎えするために、門松、しめ縄、鏡餅の飾りつけをしましょう。
正月飾りは年神様を家の中まで来てもらうためのものなので、目印であると同時に、いつまでに飾りつけをするのかが重要です。
お正月の飾りつけは、お正月事始めとなる12月13日から28日の間に済ませましょう、遅くても30日に行いましょう。
29日、31日はダメ!一夜飾りがいけない理由
28日までか、30日に飾りつけをします。ということは29日と31日の飾りつけは避けるように言われています
その理由は、29日は「にじゅうく」から「二重苦」や「苦餅(苦持つ)」「苦松(苦待つ)」で、縁起が悪い日となっています。
また、31日は「一夜飾り」と言います。これは葬儀を連想されるので縁起が悪く、年神様に失礼にあたるので避けるようにしましょう。
いつ片付ければ良いのか?
元旦から7日(地方によっては15日)までを「松の内」といい、年神様ががいる期間となっています。
地方によっていはまちまちですが、一般的に松の内が終わる1月7日にお正月飾りを片付けましょう。
最後に
お正月の飾りつけはいつまでにすれば良いのか、また門松、しめ縄鏡餅の意味についてご紹介しました。
年神様を迎え入れるため、そして宿泊するという重要な意味が込められています。必ず28日までに飾るようにしましょう。
もし忘れた場合は30日にしましょう。29日と31日は絶対避けるようにしてください。
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