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敬老の日とは?2024年はいつ?長寿を祝う行事やプレゼントで気をつけること

敬老の日のお祝いの様子

9月の中旬に「敬老の日」があります。以前は9月15日でしたが、今では毎年日付が変わっています。

「敬老の日」の意味や由来、2024年いつなのか?、また長寿を祝う行事について、プレゼントをする時に気をつけることをご紹介します。

 

敬老の日とは?

敬老の日を祝う孫たち

敬老の日とは、長年社会に貢献してきた老人を敬愛し、長寿を祝う日とされています。

敬老の日の由来については大きく2つあります。

由来1:聖徳太子が四天王寺に「悲田院」を建設した日

敬老の日の由来は諸説あります。

一番有名なのは聖徳太子が仏教の慈悲思想に基づき、身寄りのない老人や病人の為に「悲田院」という名前の福祉施設を大阪の四天王寺に建てた日が9月15日でした。

そこから9月15日を「お年寄りの日」としたことをきっかけに広まったとされています。

 

由来2:兵庫県野間谷村の村長が「としよりの日」と定めた日

「敬老の日」にはもう一つ由来があります。

兵庫県の野間谷村(今の多可町)の村長が、1947年に9月15日を老人を大切にする「としよりの日」と定めたのが始まりともされています。

「としよりの日」は1966年に「敬老の日」として国民の祝日になりました。

 

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「敬老の日」2024年はいつ?

以前は上で紹介した由来などから、9月15日を敬老の日として祝日となってきましたが、2001年(平成13年)より変更されています。

2001年よりハッピーマンデー制度がスタート

できるだけ連休になるように休日を設定することになり、敬老の日は9月の第3月曜日に移動しました。

2024年は9月16日(月・祝)が敬老の日で、必ず3連休以上になります。

その週は条件が揃えばシルバーウィークという大型連休になります。

 

長寿を祝う行事

敬老の日以外に、長寿を祝う日が日本にはいくつかあります。今回はその行事をまとめてみました。この機会に覚えておきましょう。

  • 還暦[かんれき](60歳):生まれた年の干支に戻ってくる満60歳、数え年で61歳でお祝いする
  • 古稀[こき](70歳):中国の詩人、杜甫の「人生七十古来希なり」の漢詩に由来
  • 喜寿[きじゅ](77歳):「喜」の字が草書体で「七十七」と読めることに由来
  • 傘寿[さんじゅ](80歳):「八十」を縦書きにすると「傘」の略字に見えることから
  • 米寿[べいじゅ](88歳):「米」の字を分解すると「八十八」になるところから
  • 卒寿[そつじゅ](90歳):「卒」は旧字体で「卆」と書くところから
  • 白寿[はくじゅ](99歳):「百」から横棒を1本抜くと、「白」になるので、99歳の祝いとなった
  • 百寿[ひゃくじゅ](100歳):ひゃくじゅともももじゅとも読む。また紀寿とも言う
  • 茶樹[ちゃじゅ](108歳):「茶」の草冠が2つの十に分解できて二十、下は八十八で、合計108になることから
  • 大還暦[だいかんれき](120歳):干支による暦は60で1周するが、それが2周するのでこうよばれている

どれも「こう見える」という漢字を崩した略字からきていることが多いです。一度見ると忘れないような由来です。

 

還暦に赤いちゃんちゃんこを羽織る理由

還暦にちゃんちゃんこを羽織る様子

還暦には赤いちゃんちゃんこを羽織って御祝いをします。

この理由は、干支が60年で1周することで、「生まれた歳に還る=赤子(赤ちゃん)に還る」にかけたものとなっています。

また、赤色は魔除けの産着の色でもあったことも由来しています。

 

長寿祝いのプレゼントで気をつけること

長寿は本来数え年でお祝いをしますが、現代では満年齢や敬老の日にお祝いをすることが多くなっています。

一番のお祝いは「気持ち」を表すことです。家族や親戚が集まり食事会をするのがおすすめ。もし招待された時は「お祝いの品」を贈りましょう。

どうしても出席できない時は、お祝いの品を送ります。送る時は、集まりの日の前日までには「お祝いの品」がとどくように心がけましょう。

お祝い金の場合は、「祝還暦」「祝米寿」と表書きにします。また、「長寿御祝い」や「寿福」としてもOKです。

子供がいる家庭では手紙を送るのも良いでしょう。成長を伝える機会にもなりますよ。父母も子供と一緒に、両親に感謝の気持ちを伝えるのが良いですね。

 

最後に

「敬老の日」の意味や由来、2024年はいつか?、また長寿を祝う行事について、プレゼントをする時に気をつけることをご紹介しました。

母の日や父の日欧米が発祥ですが、敬老の日は日本が発祥です。

お年寄りを敬うという日本人の心をいつまでも持ち続けて、子供たちにも伝えていきましょう。

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