衣替えとは、年に2回、夏服と冬服の服を入れ替えることを言います。学校や職場でも制服が変更されるので、ご存知の方も多いと思います。
夏服の収納場所は省スペースですが、冬服は厚手のものが中心なのでかさばってしまいますね。収納のポイントもまとめてみました。
今回は衣替えの時期や由来、収納ポイント4つについてもご紹介します。
衣替えの由来と時期
衣替えはいつから始まったのか?その由来についてご紹介します
衣替えの由来
年に2回、夏と冬の衣替えの習慣は、中国の宮廷から平安時代の日本に伝わったものとされています。
和服だった頃に、着物に裏地を付けた袷(あわせ)から裏地の無い単衣(ひとえ)に替えた風習の名残です。
現在の夏と冬の式服を変えるという習わしについては、明治時代に旧暦から新暦に変更された時期に、制服なども衣替えするという習慣となりました。
それが現在の学生の制服や仕事でのスーツなどの衣替えに繋がっています。
衣替えの時期
春夏は6月1日に、秋冬ものは10月1日に衣替えします。
幼稚園、小学校、中学校、高校と制服だった方には、ご存知の方も多いと思います。
実際は6月1日あるいは10月1日の1〜2週間前後で衣替えをしましょうという連絡があり、その間に衣替えが行われるのが一般的ですね。
6月1日は「衣替えの日」にもなっています。
※最近は気温が高い傾向が続いていることから、衣替えの期間を早く、そして長期間設けているところが多くなっています。
衣替えの収納ポイント4つ
衣替えをする時にどうしようか迷うことがあります。そのポイントをまとめてみました。
ポイント1
一度でも着た服については、必ず洗濯かクリーニングしましょう。
そのまま長期間、収納するとシミや黄ばみ、虫食いなどの原因になります。
ポイント2
クリーニングから戻ってきた衣類についてはビニールを外して収納しましょう。湿気が残りカビの原因になります。
不織布カバーなら湿気を通すのでOK。
ポイント3
秋に出番がある薄手の上着については、厚手の冬物とは分けて収納しましょう。
ポイント4
収納ケースは満タンにしないようにしましょう。しわや型崩れがおきるので、八割ぐらいが効果的です。
まとめ
衣替えの由来や時期、そして収納のポイントをご紹介しました。四季が明確にある日本ならではの風習です。
衣類だけでなく、カーテンやすだれ、座布団や布団カバーなどの部屋の中にある布類も衣替えすると快適にすごせますね。