不成就日とは？2025年はいつ？してはいけないこと、気にしなくていい理由

不成就日とは？いつ？してはいけないこと、気にしなくていい理由

不成就日は良くない日ということはイメージできますが、実際はどういう意味なのでしょうか？

不成就日の意味や由来、不成就日にしてはいけないこと、気にしなくていい理由、調べ方、2025年はいつ？について紹介します。

大安や一粒万倍日と重なる日もあるので、その日も一覧でまとめています。

不成就日とは？

不成就日とは、何をしても良い結果にならず、縁起の悪い日（凶日）とされていることから、昔から事を起こしてはいけない日とされています。

読み方は「ふじょうじゅび」。選日の一つ。

「不成就日」の「不成就」とは、（普段成ることが）成らない、願いが叶いにくい、努力が実りにくいという意味になります。

そのため、何かを始めることや、願うことには向かない日とされてきました。

不成就日は、月に4〜6回ほど訪れ、六曜とは別に存在します。

そのため大安が不成就日と重なる日があり、「一見吉日でも実は不成就日」という場合があります。

（※六曜では大安と仏滅は重ならないが、不成就日は選日の一つであることから大安と不成就日は重なる）

暦の視点では、不成就日はあくまで「目安」です。

日取りを決める時は、他の吉日（天赦日や一粒万倍日など）との兼ね合いや、本人の気持ちや目的にを重視するのが現代的な見方になっています。

不成就日の由来については、過去に会津暦に記載されただけで、それ以外の暦には記載されたことがありません。

ただし、民間が発行した暦には江戸時代に記載されていることから、民間の暦が一般的に広まって今に残っていることがわかります。

もともとは陰陽道や暦注という古い占いの体系から生まれた考え方になるため、暦（天体の動き自然現象に基づくもの）ではなく、江戸時代の人たちが縁起を担いで作った暦注になります。

つまり、実際に「何かが成就しない力が働く」という科学的な証拠は存在しないのです。

選日による吉凶の取捨選択は意義があるとされていますが、大安や一粒万倍日と重なることもあります

以上のことから、不成就日はあまり気にしなくても良いと思います。（一覧は下記しています）。

不成就日にしてはいけないこと（NG）

良い結果にならないという日であることから、以下のようなことをしてはいけない、見合わせたほうが良いとされています。

あくまで目安で、重視する必要はありません。

総合的に何かを決める日、相談して物事を起こす日にしないようにしましょう。

その他、不成就日に急に思いついたことを始めたり、願い事をすることも良くないとされています。

主に婚礼関係や建築業では今でも重きをおいています。

不成就日の調べ方（選日法）は旧暦（太陰太陽暦）による月切りです。

※下の表は旧暦です。新暦はもう一つ下の段落にあります。

以上は旧暦なので現在の新暦（太陽暦）に当てはめる必要があります。

現在の新暦に当てはめたのが以下の日になります。

2025年の不成就日一覧です。上の旧暦から現在の新暦に置き換えてみました。

月に3〜5日あります。月平均4日。