よく書類に年号(和暦)と書かれています。これってどういう意味なの?」ってなる方もいるかと思います。
和暦の意味、いつから始まったのか?、2024年今年(今日)の和暦は?について紹介します。
和暦とは?
和暦とは、日本独自の年数の数え方のこと(日本の暦や年号)。例えば、昭和、平成、令和などの年号を言います。
その他、日本歴とも呼ばれることもあります。
「和暦=令和」ということがわかると、やはりそうだったのかということになりますね。
和暦に対し、海外と一致した年号は、西暦と呼ばれています。例えば、2020年、2021年など。
最近ではほとんどが西暦で呼ばれるのが一般的なので、いざ書類に和暦を書く欄があると、「今年の和暦はなんだったっけ?」ってなります。
西暦だけ記入する書類は増えていますが、伝統的な機関や会社の場合は、和暦と西暦を併用しているところもあります。
和暦は年の途中で改元される
この和暦は、大正時代以降は天皇の王位継承が関係した変更になるので、年の途中で改元されるという問題があるので、わかりにくくなりますね。
例えば、昭和64年は1月8日で終了し、次の日の1月9日から平成元年となりました。
2024年今年(今日)の和暦は?
今年(今日)の和暦は、令和6年です。
日本最初の和暦は「大化」
「和暦はいつから始まったの?」と素朴な疑問がでてくるので、その答えも書いておきます。
日本で初めて用いられた和暦は「大化」です。
そうです、あの「大化の改新」でお馴染みの「大化」です。
期間は西暦645年から650年までの6年間。孝徳天皇即位の時に大化という元号が使われました。
「日本書紀」巻25 孝徳天皇によると「天豊財重日足姫天皇の四年を大化元年とする(改天豊財重日足姫天皇四年為大化元年)」と記されています。
ちなみに、大化の次の和暦は「白雉(はくち)」です。西暦650年〜654年の5年間。
大化6年2月15日に白雉に改元しています。
※実際に使われている文献(木簡類)には干支で書かれていることから、「大化」という元号が使われていたのかについては諸説あります。
和暦が使われるようになったのはなぜ?
元号制度は中国から始まっています。
中国の影響をたくさん受けていますが、日本も自立した独自の国であることを海外(中国や朝鮮半島)に示す意味で用いられたとも言われています。
参考:和暦・西暦早見表